履修登録開始の三十分前
履修登録前に寝てしまい人気授業を逃した話
科目コードも代替クラスも書いておいたのに、登録ボタンを押すべき時刻には机横のベッドで寝ていました。
その学期の履修登録は特に重要だった。必ず取る必要のある専門必修と、週に一度しか開かれない教養科目を一緒に入れなければならなかった。一つでもずれれば通学日が増え、アルバイトの時間も変えなければならない。
前夜は友人たちとシラバスを比べながら時間割を組んだ。人気授業は数秒で定員になると聞き、科目コードをメモに順番に書いた。失敗した場合に入れる第二、第三のクラスも整理した。
登録は午前十時開始だった。私は九時に起きてノートパソコンを開き、Wi-Fiと大学アカウントへのログインを確認した。申請画面を出して何度か更新すると、まだ余裕があるように感じた。
前日、夜明けまで時間割を直していたせいで頭がぼんやりしていた。申請直前に頭をすっきりさせるには、十分だけ目を閉じるほうがよいと思った。机のすぐ横のベッドに横になっても、アラームが鳴れば一歩でノートパソコンの前だった。
家族が遅く寝た日だったので、大きな音で起こしたくなかった。携帯を振動に替え、九時四十五分に設定した。手に持って眠れば振動を逃さないと思った。
アラームが鳴ったとき、寝ぼけた私は電話だと思った。画面も見ずに横のボタンを押し、携帯は布団の上から床へ滑り落ちた。その瞬間は五分だけもっと寝てもよいと計算していたのだと思う。
再び目を開けると、窓から入る光が少し変わっていた。時計を見ると十時十一分だった。起き上がる間も数字を見間違えたと思った。ノートパソコンにはログインの有効期限が切れたという表示が出ていた。
パスワードを入れる手は何度も間違えた。接続待ちの画面を抜けて履修登録画面が開いたとき、最初に書いた授業はすでに満席だった。第二クラスも、一緒に取る予定だった教養も空きがなかった。
友人のグループチャットには成功画面と失敗したというメッセージが同時に上がっていた。友人がなぜ静かなのと聞いたが、すぐには答えられなかった。「寝坊した」と書くことがそのときはあまりにも恥ずかしかった。
残った科目を慌てて入れるうち、授業時間を見間違えた。金曜日を空ける計画は消え、アルバイトと重なる授業まで一つ入れてしまった。登録が終わり時間割を見ると、空欄より自分が逃した選択のほうが先に見えた。
一つのアラームではなく、何層もの準備が必要だった
時間割を組み直した午後
一つのアラームではなく、何層もの準備が必要だった
午後は訂正期間と追加申請の方法を調べた。ティーチングアシスタントに相談し、アルバイトの時間も調整した。数日後に専門科目の席は一つ空いたが、最初に取りたかった教養は最後まで取れなかった。
次の学期は開始三十分前のアラームと十分前のアラームを分けて設定した。家族を起こさないようイヤホンアラームを使い、前日に実際にイヤホンから聞こえるか確認した。携帯は手に持たず、起きなければ届かない机の上に置いた。
ログインが維持される時間と本人確認の方法も前もって確認した。ノートパソコンの充電器と有線インターネットを用意し、科目コードは紙とメモの両方に書いた。アラームを聞くことと同じくらい、起きたあとすぐ動ける環境が大切だった。
代替の時間割も最初から完成させておいた。人気授業を逃したとき、その場で最初から判断すると焦って他の授業まで押し間違えることがある。第一案が失敗しても次の順番で動けるため、開始前の緊張も減った。
もちろん、準備してもサーバーが遅くなったり、先に席が埋まったりすることはある。イヤホンアラームが履修登録の成功を保証するわけではない。ただ、開始時刻そのものを逃して自分で機会を減らすことは防げる。
その日以降、大事なオンライン予定の前には「時刻どおりに起きること」と「接続する準備を終えること」を別々に確認する。アラーム、充電、接続、ログイン、代案まで用意されて初めて待てる。どれか一つだけを信じれば、小さな問題が計画全体を揺らす。
履修登録の日の十一分は、その学期の金曜の朝ごとに思い出した。少し疲れていても絶対に休んではいけないという意味ではない。短く休んでも時間どおり戻る方法と、思いどおりにならないときの次の選択を一緒に準備すべきだという意味だった。
This story is a reconstruction based on an everyday situation that could realistically happen.

Nenne
大事な申請前に少し休んでも、始まる時刻にははっきり起きて。
静かなイヤホンアラーム、接続準備、代替案をそろえて大切な開始を逃さないようにしましょう。
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